FX FX初心者向け 土台作り

【 FX初心者入門編】私がFXを始める前に知っておきたかった3つのこと

更新日:

私はFXを始めるまでFXを全く知りませんでした。

FXというものがあるんだ、と知ってから
ほとんど予備知識なく
すぐに専業トレーダーの方に教えてもらい
勉強を始めました。

そこで出会ったトレード仲間には
FXは初めてでも
株式取引の経験者が多かったのですが、
私の場合、株は聞いたことがあるけれど
勉強したことも、実際にしたこともありませんでした。

そのため、FXをし始めてから知ったことは
たくさんあるのですが、
思っていたのとは違うなぁと思うことや
実際に勉強していく中で「やっぱりそうだよな」と
身をもって実感したことがたくさんあります。

その中からFXを始める前に知っておきたかったこと
もし知っていたら変わったかも?と思ったことを
まとめました。

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1.「FXは主婦(忙しいサラリーマン)でも稼げる」というのは「楽して稼げる」のではない

FXは24時間相場が動いているので
この時間だけという縛りがありません。

またサラリーマンでも稼げる
主婦でも稼げる
などとネットでも書いてありますが、
「簡単に稼げる」
「楽して稼げる」
という意味ではないです。

「○○でも」というのは

「時間に縛りがない」「何も資格がなくても」という始めやすさ

のことだと思うし、

「簡単に稼げる」という表現は

「クリックできたらエントリー・決済ができる」という操作的なもの

が簡単なだけだと思います。

実際にFXのトレードをするうえで大事な2つのこと

トレードで大事なことは私はこの2つだと思っています。

1.利益が残る取引ルールを決めること

2.ルール通りに取引をすること

 

取引ルールを決めるには時間がかかる

まずルールがないのに取引をしたら、
継続的に利益を出し続けることは
難しいと思っています。
たぶん、勝ち続けている人は何かしらエントリーと決済の条件があるはずです。

だから、自分のルールを決めるって
すごく大事なことですが、
これを決めるのに時間がかかります。

ざっとこれは決めたほうがいいよねと思う項目を挙げます。
・取引通貨
・エントリーする条件
・エントリーするタイミング
・決済するタイミング(値幅)
・損切するタイミング(値幅)
・資金管理

特に私のように
今までチャートを見たこともないような人が
FXをしようと思った場合は
「そもそもチャートって何?」
「チャートってどうやってみるの?」
というところからなのでもっとやることは多いです。

ルール通りに取引し続けるのは簡単ではない

取引ルールがあったとしても
ルール通りに取引することはなかなか難しいのです。

代表的なのはポジポジ病です。
(関連記事:【FX初心者勉強法】エントリーでポジポジをやめられた理由

人間は感情の生き物なので
損切になると「悔しい!」と思いますし、
損切が続いていると「今日こそは!」と
過度に意気込んだり
「もうこれ以上損はしたくない」と思って
エントリーするのが怖くなったりします。

トレンドに乗れたら
もっと上がるんじゃないか、
もっと下がるんじゃないかと思います。

「なるべく機械的に淡々とトレードしたい」
トレード仲間と何度話したことでしょう。

もう何回も、数えきれないくらい・・・

「こんなにトレードに揺さぶられるんだ!」と
デモトレードまで淡々とできていた私は本当にびっくりしました。
1000通貨でもリアルトレードだと
損切が悔しいしチャートが気になる。

利益が出たから
ロットを上げたらまた
損切の金額に精神的にやられて
損切が怖いし、チャートが気になる。

ひたすら検証とトレードノートを見直して
大丈夫と言い聞かす・・・を
繰り返してきました。

2.少額で始められるけど、運用資金はある程度必要

FXは少額から始められるというメリットがあります。

確かにそう。

でもやっぱり運用資金はあったほうがいいです。
もちろん、余剰資金で、です。

例えば、月10%の利益を出せる手法ができたとします。

10%で稼げる金額はイメージはだいたいこんな感じ。

通貨 ロット 金額
1,000通貨 1 1,000円
1万通貨 1 10,000円
10万通貨 1 100,000円

 

もちろん最初はデモトレードや少額トレードでいいと思うのですが、
自分のルールに自信がもてそうになったときに
資金を増やすことができないというのはちょっと悲しい。

もし近々資金を増やせる予定がないとしたら
「お金を殖やすスキルを身につける」と思ってやらないと
ほかの人の利回りや金額に心を乱されてしまいます。

複利は確かにすごいのです。
単利よりもかなりのスピードで増えます。
しかし、それもせめて1万通貨でトレードしないと
ピンとこない。
金額に振り回されるのではなく、
利回りだけを見続けないと
途中で「やってられない」という気持ちになります。

月50万、100万の利益を出せている人は
前提として資金がある程度以上ある人。

トレードルールだけの問題ではないのです。

ここをちゃんと理解していないと
自分のルールがいつまでたってもできなくて
少額だからこそできるという、
無茶なルールを作ってしまう危険もあります。

もし、資金が今すぐ増やせなくても、
時間を味方につける複利の力を信じて、
コツコツ殖やせるルールを作るほうが
回り道なような近道だと思います。

3.月○○円稼ぐ、月○%の利回りという目標は意味がない

最初FXを始めたときに、
月5万くらい稼げるようになったらうれしいなぁと思っていました。

でも少ししてすぐわかりました。

金額の目標は先ほど説明したように
運用ロットによって全然違うということ。

たとえば1万通貨のトレードで5万円を目標にするのと
10万通貨のトレードで5万円を目標にするのは取得pipsが全然違うのです。

10万通貨なら、50pipsで達成。
1万通貨なら500pips必要です。

ね?全然ちがいますよね。
私は最初、本当にここがよくわかってなかったです。
そもそも、50pipsがどれくらいなのかもわかんないくらいですから
当然といえば当然です。

また、利回り目標もそうです。
例えば、トレンドがでていて1日100pipsのボラティリティの時と
1週間で100pipsのボラティリティの時では
同じような狙い方をしていたら、損切になってしまうと思います。
(参考:【FX初心者入門編】ボラティリティ・経済指標とはとは)

その時は通貨を変えるとか、
利幅を変えるなど工夫が必要です。

相場は変わるので、その都度どうしても狙える利幅も変わってきます。

 

だからルールによっては
同じような狙い方をし続けることは
難しくなるときもでてきます。

例えば、
直近安値まで狙う、というやり方ならうまくいくかもしれないけど、
固定pipsで狙う、というやり方ならうまくいかないかもしれない。

直近安値まで狙えたとしても
ボラティリティが大きい時は35pipsぐらい平均的にあるけれど、
あまり動かなくなったら15pipsになるかもしれない。

ということは同じような狙い方をできても
同じ利回りを狙うことは難しくなる状況も出てきます。

そんな時でも「今月絶対○%~!」と思っていると
無理をしてしまって
ルールを破ってしまうことにつながります。

私の場合、トレード時間を朝だけと決めているので、
朝にチャンスが来るのかどうかも相場次第です。

もともと朝はチャンスが多くありませんが、
月によってはほとんどなくて、
ルールを決めると、エントリールールに該当せず見送ることも多いです。

そんな時に
先月、先々月の成績を目標をすると
自分の首を絞めてしまいます・・・。(経験者)

自分のルールを決めたら
「自分のルールを守る」ということを目標にすることがいいかなと思います。

まとめ

ご紹介しました3つとも
ネットの広告などをパッと見たら
誤解してしまうようなことかなと思います。

もちろん、みんながそうではないと思います。
実際にトレーダーの才能があって
少額でも大きな利益を出されている人もいるだろうし
簡単にすぐ稼げるようになった方もいると思います。

ただ、私は普通の人なので
やっぱりいろいろ時間がかかりました。

それでも普通の人でも
ルールは見つけることができると思うし
利益を残すこともできると思っています。

2018年も終わりますね。

来年もまたよろしくお願いします。

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